
こんにちは、お世話になっております。モモンガです。
この記事では、歴代バロンドール受賞者についてご紹介していきます。今回は1996年にバロンドールを受賞者したドイツ人のマティアス・ザマ―についてご紹介します。
バロンドールとは?という方はこちらの記事をご覧ください。
マティアス・ザマ―は1996年に残した功績とは?なぜバロンドールを受賞したのか?彼とは一体誰?これらを記事にしております。
プロフィール
バロンドール受賞年 | 1996年 |
バロンドール受賞者 | マティアス・ザマー |
国籍 | ドイツ |
受賞当時の所属クラブ | ボルシア・ドルトムント |
身長 | 181㎝ |
体重 | 75Kg |
ポジション | MF/DF |

リベロというポジション
プロフィール上のポジションはMFとDFですが、ザマーの正規ポジションは今ではほとんど聞かないであろうリベロというポジションでした。
リベロとは簡単に説明します。
リベロとは?
基本は守備的な位置に陣を取り、ポジションに縛られず自由に攻撃参加などをするポジションです。
ザマーというサッカー選手を一言で現すなら「超攻撃的リベロ」でしょうか。
ザマーは攻撃参加の際に相手のディフェンスの裏へ抜ける動きを多くしていました。
本来のリベロは攻撃参加時は2列目の位置でボールを受けるのが基本です。ザマーは裏へ抜ける動きを得意な形とし、自ら点をとるという新しいリベロの形を生み出していました。そんな新しいリベロを日本ではフォアリベロと呼ばれ定着しました。
固定概念に囚われない自由な発想なプレイスタイルで有名になりました。
無尽蔵なスタミナ
誰しもがザマーのようにプレーをしていたらあっという間にスタミナ切れしてしまいますが、ザマ―は無尽蔵なスタミナを持ち合わせていました。
ザマーはその圧倒的スタミナを生かして90分間常にこのスタイルを維持することができました。
相手選手からすると常に相手は12人ピッチにいたように思えますね..
ボールの奪取力
ザマーの最大の武器はその攻撃力ではなく、対人戦の強さを生かしたボール奪取でしょう。
自らボールを奪い運び得点を決める。まさにリベロ=自由という言葉に相応しい選手ではないでしょうか!?

バロンドールを受賞
無尽蔵なスタミナ、ボールを奪取を武器とし1996年にバロンドールを獲得しました。
この年はドイツ代表としてEUROを制しました。優勝に大きく貢献したザマ―。そして、所属クラブであるドルトムントではCL(チャンピオンズリーグ)をも制しました!
攻撃的な選手が選ばれる傾向があるバロンドール賞ですが、ザマーが選出されたのは、このプレースタイルを大いに評価されたことに依るものです。
CL決勝の相手はデル・ピエロやジダン、デジャン、トレゼゲなど擁するスター軍団でした。彼らを抑え、名実ともにこの年のバロンドールに相応しい活躍をしました。
JFC的 能力数値(パラメーター)

- オフェンス:15
- ディフェンス:17
- テクニック:13
- パワー:16
- スピード:19
- スタミナ:20
- 総合:100
やはりスタミナを20と最高評価。そしてリベロというポジションの為、攻守にわたりバランスの良い数値にしました。
総合は100としました。
引退まで
バロンドールを受賞した1996年、ザマーは31歳!2年後の1998年W杯ももちろん主力で出場すると誰もが思っていましたが、膝の怪我から→感染症MRSAに感染し、選手生命どころか命の危険に晒されました。
必死にリハビリをし復帰を目指しますが1999年に現役を引退、希代のリベロであった彼は不運に見舞われ現役から身を引きました…
しかし、引退後は持ち前の統率力を生かし、チームの幹部職としてその才を発揮し多大なる貢献をしています。

今回は不運に見舞われた伝説の攻撃的リベロ マティアス・ザマーについて解説しました!
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