欧州5大リーグの中でもとにかく激戦が繰り広げられているイングランドのプレミアリーグ。その中にはBIG6(ビックシックス)と呼ばれる強豪クラブが6つも君臨します。

目次
イングランドプレミアリーグ BIG6
- リヴァプール
- トッテナム
- マンチェスターシティ
- マンチェスターユナイテッド
- チェルシー
- アーセナル
イングランドの”ロンドン”を拠点にする名門。”アーセナルFC”

右SBで日本人がスタメンを張っているのをご存じでしょうか?
冨安健洋(トミヤスタケヒロ)

誕生日:1998年生まれ(平成10年11月5日)※2022年23歳
出身地:福岡県福岡市出身
身長:188㎝
体重:84㎏
在籍クラブ:アーセナルFC(イングランドプレミアリーグ)
背番号:18
ポジション:DF
利き足:両足
ニックネーム:トミー、トミ

彼を一言で表すなら”鉄人”ですね。
温厚で真面目、献身的な性格はDF向けでしょう。そしてプレッシャーをもろともしない鋼の精神。188㎝84㎏と恵まれた体格。ついでに足も速いです。アーセナルに移籍してからの成長スピードは異常なほど早く、毎試合サポーターを魅了しています。成長意欲を常に意識しているところもさすが”プロ”と思わされます。
順調にサッカーキャリアの階段を駆け上っている選手でもあります。
今年23歳という若さでアーセナルでスタメンでプレーしている冨安について、
スペイン紙「マルカ」電子版でも冨安を評価しています。サッカー界で有力な右サイドバックの選手たちを分析する中で、冨安もその名を連ねているのです。
2022年1月よりケガによる治療の為、アーセナルのチームより離脱している冨安ですが、抜けてなお彼の存在が必要だと現地では声が上がっています。
冨安が抜けてからアーセナルが不振になりだしているのも要因ではありますが…
そんな冨安のこれまでの経歴と功績をご紹介したいです!!!
紹介させて下さい!
小学生時代
当時サッカーをしていなかった冨安少年は、足の速さを買われ、三筑キッカーズに誘われ所属します。
2009年、11歳(5年生)時には、バルセロナアカデミー福岡校に入校しました。12歳(6年生)時には、ナショナルトレセンに選出され、地元では冨安健洋を知らない人はいないほどの存在に成長したそう。すごすぎw
異常なほどサッカーセンスがあった冨安を当時のバルセロナスクールの監督は、スペインのFCバルセロナに冨安を推薦します。が、小学生1人をスペインの地に連れていくにはハードルが高く、話は消えたという。

いや~。当時バルセロナに行ってたと思うと冨安の今の姿が想像もできません。
中学生時代
中学入学そうそうに、アビスパ福岡の下部組織に入団をします。ジュニアユース時代(中学生年代)は3学年ともチームのキャプテンを務めます。中学3年時には飛び級でアビスパ福岡のトップチームに合流を始めます。

キャプテンシーも持ち合わせている冨安。すごすぎw(2回目)
高校生時代(アビスパ福岡時代)
17歳(高校3年生)2016年にアビスパ福岡のトップチームに昇格した冨安は、FC東京戦でボランチとしてプロデビューを果たします。その後は、ディフェンスのレギュラーに定着します。
シント=トロイデン時代
19歳、2018年1月にベルギー1部のシント=トロイデンに移籍します。当時は日本のJ1リーグの強豪クラブも冨安の獲得の兆候を見せていたが、冨安本人の強い海外志望により、1億円で移籍しました。
同じく19歳、2018年8月に日本A代表初招集がかかります。10月12日のパナマ戦で初出場を記録します。10代での日本代表デビューは2012年の宮市亮以来の快挙であり、DFの要であるCBでの起用は史上初であることから、冨安のDF力が並外れたものであることがわかりますね。
20歳、2018年12月にドイツ1部のヴェルダー・ブレーメンが移籍金600ユーロ(約8億円)で冨安を欲しい!とオファーを出しますが、シント=トロイデン側が拒否しました。
そしてその年、シント=トロイデンのサポーターが選ぶシーズン最優秀選手にCBの冨安が選ばれました!19歳の冨安すごすぎる快挙。

ボローニャ時代
20歳になった冨安君。2019年7月9日にセリエAのボローニャFCへ完全移籍が発表されました。当時の移籍金は9億円。ボローニャからの移籍金としては高めです!
セリエA開幕戦のエラス・ヴェローナ戦で右サイドバックとしてリーグ戦デビューを果たし、そのプレーにイタリア全土が賞賛しました!
開幕戦では圧巻の安定感を見せ、守備面では裏へ抜けさせない徹底したプレーと、攻撃面ではMFであるK・マイケルやオルソリーニが下がるタイミングで柔軟に攻撃に参加し、攻撃の組み立ての起点を幾度となく作りました。サッカーIQの高さがわかる試合でした。
しかも、サイドバックとして出場していた冨安は、この試合枠内への初シュートも記録しました!相手のブロック阻まれるものの、存在感を発揮しました。
イタリアなどで日本人選手の獲得はチームの強化としてではなく、経済的な効果を狙って獲得するというのが昔からの傾向でした。が、冨安獲得時のボローニャのディレクターは、自信満々に冨安をビックサプライズと賞賛したうえで経済効果目的ではないことを冨安自身が証明してくれたのが当時は印象的でした。
その試合、有効パス80回。インターセプトも3回以上の成績。ベストプレーヤーだったことにだれも異論はないであろう存在感と成績をのこした開幕戦初デビュー戦であったと地元イタリアで報道しています。すごい!
20歳、2019年8月 ファン投票によって決まる月間MVPに選出されます。選出理由がすごい。。。パフォーマンスという観点において、2位以降の選手とを大きく上回っていたからだという。すごw
それほど存在感を発揮するのも珍しいと思う。
更に!2019年9月には、今期のヨーロッパのワンダーキッド トップ20(若き偉業者を称える賞)では10位にランクインしました。
当時のワンダーキットバスト20は下記となります。
1.ジェイドン・サンチョ(19/ドルトムント)
2.クリスティアン・クアメ(21/ジェノア)
3.フセム・アワール(21/リヨン)
4.ノルディ・ムキエレ(21/ライプツィヒ)
5.キリアン・ムバッペ(20/パリSG)
6.ビクター・オシムヘン(20/リール)
7.メイソン・マウント(20/チェルシー)
8.ハメド・ジュニオール・トラオレ(19/サッスオーロ)
9.フェデリコ・キエーザ(21/フィオレンティーナ)
10.冨安健洋(20/ボローニャ)
11.マテオ・グエンドゥジ(20/アーセナル)
12.マヌエル・ロカテッリ(21/サッスオーロ)
13.アーロン・ワン・ビサカ(21/マンチェスター・U)
14.アンドレア・ピナモンティ(20/ジェノア)
15.タミー・エイブラハム(21/チェルシー)
16.カルレス・ペレス(21/バルセロナ)
17.ルベン・バルガス(21/アウクスブルク)
18.モアメド・シマカン(19/ストラスブール)
19.トレント・アレクサンダー・アーノルド(20/リバプール)
20.クリストファー・ヌクンク(21/ライプツィヒ)
21歳、2020年7月18日 第34節ACミラン戦で左足のミドルシュートで初得点を記録。ACミラン側より正式に冨安の獲得にむけてオファーをするもボローニャ側が拒否。
アーセナル時代
22歳、2021年8月31日 衝撃!アーセナルへの移籍が決まりました。移籍金24億円とのこと。同年9月11日ノリッジ・シティ戦で選抜起用されプレミアリーグデビューを果たします。
第6節トッテナム戦では、ソンフンミンを完全に封印。MOM(マンオブザマッチ)に選出されました。冨安の名をイングランドに轟かせたであろう試合でした!実際に見てましたがさすが冨安という試合でした。
続いて、2021年9月には、月間最優秀選手に選出されました。その時の評価として、試合での活躍、チームへの貢献という評価以外はもちろん。彼の愛すべき性格、人間性についてアルテタ監督、サポーターから評価されてます。コミュニケーションのあり方をみていると笑顔になると語るアルテタ監督。チームメイトからも自立したその性格を評価されているそう。
現在
2022年4月時点。
冨安はふくらはぎのケガと戦っています。1月の20日に行われたカラバオカップ準決勝第2選のリバプール戦で負傷から復帰し、フル出場で試合に臨む冨安であったが、この試合でふくらはぎを再度負傷。ケガ明けで、強敵リバプール戦で無茶が良くなかった。。ですね。
フルで出場させたことに対して、アルテタ監督に批判があったこともありました。
約4か月間試合に出ていない冨安は、日本代表戦(W杯アジア最終予選)も離脱している状態であります。日本がW杯出場を冨安抜きで決めたことがホントにすごいと思いました。
アーセナルは冨安を欠いた状態でリーグ戦最終局面を戦っており、厳しい戦況に陥っているのは事実。イングランドでのサッカー誌等でも、冨安のケガによる離脱がアーセナルの不振につながっていると報道している。
今年末にあるW杯にむけても一日でも早い回復と、順調な試合へのコミットを期待したいです。
冨安は日本代表A代表のディフェンダーとして数十年は固定メンバーであるだろうというほどの逸材です。まだサッカーキャリアを順調に駆け上がる冨安健洋。これからの活躍と成長を期待。
今回は、日本のディフェンスの要。冨安健洋を紹介させていただきました。
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