22-23プレミアリーグ

アーセナル。冬の移籍市場について語ります。

筆者:Mabo

プレミアリーグファンの皆様、お世話になっております。今回は”アーセナル”についての記事となります。

狙いのヴラホヴィッチ獲得ならず

さて、冬の移籍市場が終わり、各クラブのスカッドが大きく変わったことでしょう。

放出した選手、補強した選手達のチームにもたらす化学変化、そして活躍が楽しみです。

グーナー(アーセナルファン)としての私も、アーセナルの移籍市場でのストライカーの補強に関心がありました。

アルテタ監督、またアーセナル運営人は、若きセルビアを代表する超新星”ヴラホヴィッチ”獲得に向け、総額92億円(7000万ユーロ)の提示という猛烈なオファーをしていましたね。

昨年セリエAで20以上のゴールを量産し、今期も19試合で16ゴールと得点ランクもトップを走る覚醒したヴラホヴィッチ。

FW不足の現アーセナルにとってとても補強に適する良い選手であり、アルテタ監督は目利きの良さを評価したいです!

そんなヴラホヴィッチですが、オファーをしていたのはアーセナルだけなく、

  • トッテナム
  • アトレティコ・マドリ―
  • セリエAの名門ユヴェントス

と、市場での大きな存在感を示していたヴラホヴィッチでした。早速ユヴェントスへの加入と決まり、アーセナルは獲得とはいきませんでした。(やはり提示金額が決め手となったのか?)

アレクサンダー・イサクとは!?

理想のFW補強とはいかなかったアーセナルですが、

レアル・ソシエダ(ラ・リーガ)のアレクサンダー・イサク

(FW:22歳 スウェーデン代表)

も獲得する噂がありました。

昨季は17ゴール2アシスト、192cmの高身長を生かしたポストプレイ。

単独で打開を図れるバランスの良いFWプレイヤーとして

ヴラホヴィッチの獲得に失敗した場合の保険として(いわゆる第二候補)獲得に動き出すかとおもっていました。

アーセナル側はソシエダ側より、要求される117億5000万(7540万ポンド)が

イサクの持つ価値以上の金額だと考え、手を引いたようです。

今後伸びしろのある選手だと思われるイサクですが、今季成績は昨季より劣っており、コンディションの悪さも考慮してか、FWの獲得は”0人”で市場は幕を閉じました。

かつてのアンリのような成長を期待していましたが、残念です。

アーセナル”6名”の放出

FW陣の補強を目標にしていたアーセナルでしたので、FW以外の補強は考えておらず、冬の事象での補強人数は”0人”として市場は終えました。

結果:誰も獲得できなかった。(しなかった)

アーセナルは市場で6名もの選手を放出しました。

  • メルトランド=ナイルズ(MF)
  • バクロン(FW)
  • コラシナツ(DF)
  • パブロ・マリ(DF)
  • チェンバース(DF)
  • オーバメヤン(FW)

オーバメヤンはフリー移籍でバルセロナへの加入が決まっている。

彼のアーセナルの功績と存在感・影響力の大きさが、当分の試合結果でアーセナルは気が付くことになりそうです。。

余談ではありますが、アルテタ監督は厳正な性格である為、自由なオーバメヤンとは激突していたそうです。

オーバメヤンとアルテタ監督の性格のアンマッチが双方に良くない結果を生んでいた様に思います。

(アーセナルのスタイルに合っていなかった?もっと得点を量産できるはずなのに)

規律違反を繰り返すオーバメヤンの放出はアーセナル、またバルセロナにとって吉と出るか凶と出るか、、

今後が楽しみです。

ラカゼット(FW)の契約切れ

ラカゼットの契約は残すところ半年。

このタイミングでFWを入れることが重要であったに違いありません。

やはり、ヴラホヴィッチを獲得しておきたかった。

これが本音となってきそうです。

ラカゼットはケガが少なく、イエローカードなどの警告も少ない選手です。

FW不足のアーセナルにとって申し分ない良い選手ですが、来期のFW事情どうなる?

スカッドはすでに完成している?

もちろんCL圏を狙っているであろうアーセナル。

すでにスカッドが完成しているから、”冬の移籍で補強しなかった説”を唱えたい。

若手を大勢、起用するアーセナル。ヤングガナーズと呼ばれていた時代もかつてありました。

今季CL圏、リーグ優勝を狙うための人員はすでに揃っており、来期の為の補強を冬の移籍市場でしようとしていたのではないでしょうか?

イサクをあえて取らなかった。(お金さえ払えば絶対とれたはずの選手です。)

無理な補強をしなかったのは、賢明な判断だと思います。

また、6名もの選手を放出(大幅な給料カット)。

オーバメヤン以外の5名は、今シーズン出番が少なく、結果も出ていません。
人員整理として冬の移籍市場を活用したのでは?と予想にはなりますが、

このように考えると、アルテタ監督の策略が見えてきます。

次の移籍市場のためにお金を貯めているに違いないです。

(アルテタ好みの理想スカッドに近づけるために。)

現チームとしても、

ジャカのケガからの復帰、スミスローの覚醒、富安の成長、ウーデゴールのパス、サカの決定力などとタレントも成長しており、武器も十分に揃っています。

スカッドとしても安定してきています。

ただ、6人の放出により控えが安定していません。

誰もケガ、退場しなければリーグ上位に行ける実力はあると確信していますが、

W杯予選等での試合数の増加によるケガや、コロナ感染による欠場で人員を欠いた時のフォローをしなければなりません。今後の課題となってくるでしょう。

他のクラブも補強の上、勢いをつけています。

補強”0人”のアーセナル。

アルテタ監督とこれからのアーセナルに期待大です。